宇短附音楽科 受験合格おめでとう!

2025年01月13日 17:29
カテゴリ: 教室からのご案内

宇都宮のホルン教室・トランペット教室
講師の菊池美香です。

受験生たちから、私立高校の受験結果について続々と報告が届いています。
県立を目指し滑り止めにしていた子ももちろんですが、単願で勝負をかけた子もいましたね。

今年は当教室から、私の母校でもある「宇短附の音楽科」を受験して見事合格した子が2名おりました。
これからは「中学校吹奏楽部」の枠を超えて、芸術分野の音楽を学んでいくことになります。
苦しい思いをすることもたくさんあるかもしれませんが、1度っきりの人生、夢に向かってがむしゃらに突き進んでほしいなと思います。

春から音高生になる子たちは、つまり3月末までのお付き合いということになります。
ちょっと寂しいですが、新しい先生のもとで羽ばたいてくれれば本望です。
私としても、次の先生のところへ安心して送り出せるほど、立派に育ってくれた弟子を誇りに思います。

ちょっと予想外だったのが、1人の子が受験で面接を受けたときに、私(当教室)のことが話題に出て、「入学前にやっておいてね」という課題まで貰ってきたというのです。
自分が受験生だった頃はそんなことなかったので、繋がりって大事だなと改めて感じました。
「事前に予習しておくと、入学してから苦労しないで済むよ」という意味だったんだろうなと思い、生徒を想う宇短附の先生方の優しさだったと思います。

そして問題はその課題ですが・・・
ピアノ未経験の子だったので、「ピアノをやっておくように」と言われたとのこと。
お母様は慌てて近隣のピアノ教室を複数あたったようですが、どこも断られてしまったと大変焦っておられました。
YouTubeかオンラインレッスンでやるしかないかな、と半べそ状態でした。

ピアノで何をやるように言われたの?と聞いてみると「カノンを弾けるようにしておくこと」と言われたと言うのです。
(…なにっ⁉カノンだと…!そりゃ大変だ!まずはハノンで両手の指を動かす練習からしないといけないな…)と心の声が全部漏れていたら、「…ハノンと聞き間違えたかもしれません」と。
一気に緊張が緩み、それなら大丈夫と私がピアノの先生も兼務することになりました。
ヘ音記号や大譜表があまり得意ではないので楽典の導入も一緒にやらなければ。

2人ともピアノの経験がないということは、ピアノの先生と楽典の先生を2人分かな?
忙しくなりそうです。

うちではピアノのレッスンを想定していなかったので、ピアノの左側面を壁につけて設置しており、私の立ち位置は右。
ピアノの右側にいる先生って見たことないけど、まぁ良いか。

私も初心に立ち返り、黄色の本とハノンを引っ張り出します。
入学まで3カ月弱。
この子が自信をもって登校できるよう、全力を尽くします。

記事一覧を見る