宇都宮のホルン教室 講師の菊池美香です。
本日は、他県にある 某高等学校吹奏楽部
ホルンパート5名様のグループレッスンを、
オンラインにて行いました。
中学からホルンを続けている子や、高校で
始めた子など5名のホルンパートをいっぺんに
レッスンしました。
※画像はイメージです
こちらの学校では、各楽器ごとに講師の先生を
招き、専門的な勉強ができるようにしている
とのこと!
素晴らしい取り組みだと思います。
ただホルンの先生が急遽都合が付かなくなって
しまったとのことで、遠方より画面越しの
代打をさせていただきました。
今回のレッスンの内容は、顧問の先生の
ご要望で、基礎がメインとなりました。
ホルンは全てフルダブルホルンを使って
いましたが、基礎練習はB♭管用の練習が多く、
音域はLowB♭から始まるスケールなど
全体的に音域が低めの練習が多かったので、
みなさん低音が得意でしたね!
吹奏楽の譜面では、もう少し音域が高めに
書いてある曲が多いので、B♭管を使った
従来の基礎練習からもう1オクターブ上まで
音域を広げてもらったのですが、みなさん
問題なく吹くことができていました。
吹奏楽を経験した方は、どちらかというと
高音が得意な方が多い印象ですが既に低音が
得意なみなさんには、普段から個々の出せる
音域の幅を広げる練習ができると良いかなと
思い、吹奏楽でよく使われるB♭Dur だけでなく
E♭DurとFDurの3つを練習に取り入れると
良いのではないかと思いました。
それから、せっかくのフルダブルホルンなので
F管を使った練習も少しご紹介しました。
F管を使ったリップスラーです。
私はリップスラーが苦手であまりマジメに
取り組んでこなかったのですが大人になって
から反省し、じっくりゆっくりリップスラーの
練習をするようにしました。
すると、学生の頃に比べて楽器を吹く時間が
かなり減ったにも関わらず、現在の自分の
レベルを維持するために最適な練習である
ことに気付きました。
ということでみなさんにお伝えしていますが、
だまされたと思ってF管を使ったリップスラー
の練習に取り組んでみてください。
楽譜を見ても簡単そうな割に吹いてみると
難しく、曲の練習みたいにノリノリで練習
できないのでつまらない・・・
けれど、だんだんできるようになってくると
B♭管を使ったときに、なんだか簡単な気が
します。
気のせいでしょうか?
いいえ、ここまでくると、
もう上達していますね。
こうなってくると練習がもっと好きに
なります。
リップスラーは個々のレベルに応じて音を
増やしたり減らしたりできるので、
楽譜どおりである必要もなく、「できない」を
「できる」に変えられる練習ではないかなと
思っています。
ということで長くなりましたが、
オンラインでもグループレッスンはできます。
もしパートでのレッスンをご検討の方が
いらっしゃいましたらご相談くださいね。